・ 茹でたホウレンソウと水切りした木綿豆腐を崩したものを混ぜて作るお惣菜です。家庭料理で手軽に作る作り方なので、豆腐の裏ごしもしないし、野菜を下味をつけて煮ることもしません。
・ ホウレンソウを茹でるついでに、千切りしたニンジンと、ほぐしたシメジも茹でます。味付けは、砂糖と醤油の他に、摺胡麻と塩吹き昆布を使います。醤油を「麺つゆ」に変えたり、鰹節パックを混ぜ込んでも、美味しくなります。
・ コツは、豆腐も茹でた野菜も、しっかりと水分を絞ることです。
・ 冷蔵庫に入れれば2、3日は大丈夫なので、「作り置きおかず」にも重宝します。
・ ホウレンソウを小松菜や菜花にかえてもいいし、ミツバやクレソンのようなクセの強い野菜も美味しいです。青い野菜を入れなくても、全く問題なくできます。季節によっては、ミョウガや大葉を刻んで入れたり、柚子の皮をおろして入れたりと、色々と楽しめます。
・木綿豆腐………………半分~一丁
・ホウレンソウ………一束
・ニンジン………………小3㎝程度
・シメジ…………………4分の1株程度
・砂糖………………………大匙1~3杯
・醤油………………………大匙1~3杯
・摺胡麻…………………大匙2~4杯
・塩吹き昆布…………一つまみ
ザックリと、だいたいの目安です。
豆腐1丁でも、ホウレンソウ半束でも、他の野菜無しでも、好みの野菜を入れても、砂糖や醤油が多くても少なくても、胡麻や昆布が無くても、結構、美味しくできます。
(1) 木綿豆腐2分の1丁を水切りします。
耐熱ガラスの容器を重ねて、その間に木綿豆腐を挟んで、上の容器が重くなるように水を入れて、そのまま冷蔵庫で半日以上置いておくと、いい具合に水が抜けます。
(2) ホウレンソウ1束は洗っておきます。
(3) 小さめのニンジン3cm程度を、皮をこそげて、2~3㎜の薄さに切って、さらに縦に切って千切りにします。
(4) シメジは4分の1株くらい、下の方を1cm程度切って、ほぐします。
(5) 鍋でお湯を沸かします。
(6) お湯が沸騰したら、千切りにしたニンジンを入れて茹でます。
(7) ニンジンを入れた鍋が、もう一度沸騰したら、ホウレンソウを軸の方から入れて、葉までお湯につかるようにしたら、火を止めます。
(8) 火を止めた鍋に、さらにシメジを入れます。ホウレンソウやシメジを茹でる時は、沸騰したお湯で茹でるよりも、火を止めてから入れて少し待ってしんなりとさせた方が、味も栄養価的にもお勧めです。
(9) ホウレンソウやシメジがしんなりとしたら、茹でた野菜をザルにあけて水を切っておきます。
(10) 水切りした木綿豆腐2分の1丁を、ボールに入れて、すりこ木で潰します。
(11) 潰した木綿豆腐に、砂糖、醤油、摺胡麻を入れて混ぜ合わせます。
(12) 茹でたホウレンソウは、絞って水を切って、軸を切り落として、3㎝くらいの長さに切ります。
ホウレンソウは、切ってから茹でても構いませんが、先に茹でてた方が水溶性ビタミンの流出が少なくなります。
ホウレンソウの軸は、歯ごたえや味が好きな場合は、そのまま入れて下さい。
(13) 崩して味を付けた木綿豆腐に、塩吹き昆布、ホウレンソウ、ニンジン、シメジを入れて、混ぜ合わせます。
(14) ホウレンソウの白和えの出来上がりです。和え物なので、しばらく置いておく方が、混然一体とした味に落ち着いて美味しくなります。
(15) すぐに食べない分は、先にタッパーに分けて冷蔵庫に入れておくと、2,3日、持ちます。できたままの量で食べて、箸をつけてから残ったものを冷蔵庫に入れる場合は、早めに食べ切って下さい。