庭のアジサイの花が、だんだんと色あせてきました。
月末なので、今月の反省をします。
「炊飯」を扱っているので、例年、この季節は、秋に向けての準備を地味にやっているだけですが、ま、「例年のごとく」というカンジで、秋に向けての営業を1軒、行ってきた程度です。
クックパッドでは、相変わらず、「錦糸卵の作り方」を、沢山の方に閲覧してもらっています。相変わらずの傾向で、土日ごとに閲覧者が増えています。
当HPのリンク機能が使えるようになって、HPを少し手直ししました。
今月の一番は、特許年金の納付を取りやめた事です。
和(なごみ)企画にとっては大事な財産権で、ここで、しれっとカミングアウトしていのだろうか?と思うのですが、…まさに今日が特許年金の納付期限です。
特許番号4143936号「自動炊飯モード付電子レンジ」の特許年金の支払いをしませんでした。
先月、自動納付取下げ書を提出しました。でも、まだ、今月中旬までに特許印紙を郵送する選択肢が残っていて、ギリギリまで迷っていましたが、納付しないことにしました。
2月に弁理士さんに相談した時に、「電子レンジ用の炊飯土鍋の権利は、意匠権で守れているし、この延長線上で次の商品を作ることも出来るので、電子レンジの特許はやめてもいいのではないか?」と助言をいただきました。その時は納得はしたものの、「維持が可能な状況なので、もうしばらく持っていたい。」と考えました。
4月に自動納付事前通知が来た時も、そのまま年金を納めるつもりだったけれど、5月上旬に「御飯は買う時代に」という記事を目にしてから、悶々としていました。
とりあえず、特許庁に「自動納付取下げ書」を送ったのが5月14日。
それでも、苦労して取得した権利を手放すことには迷いがあって、期限ギリギリまで考えることにしました。
「権利放棄することは何時でもできる。維持できるのなら維持するべきではないか?」とも思いました。
が、その期限も今日でおしまいです。
新しい展開が期待できるかもしれない、と考えています。
先月、書いたように、パックご飯の需要が増加して、炊飯離れが顕著になっているけれども、「少ない量の御飯を炊きたい。」「普段、パックご飯で食べているけれど、本当は炊いて食べたい。」といった声が沢山あります。去年の秋の「いちのみや物産展」で何人もの方が、お話をしてくださいました。声を届けに来てくださったのです。
ご飯を炊くのに困っている方が大勢いるのです。
潜在需要があるのに、それに応える商品が無い、技術が無い、という事ではないかと思います。
「にゃこガード」でもそうなのですが、思うような商品が無くて、あちらこちらを探し回って、仕方無く自分で作る。作って使ってみたら便利で、満足がいくものなので、他の人にも使ってもらえるようにするにはどうすればいいか?と考えるわけです。猫の飛び出しに困って、思うような商品が無い、と思っている方も沢山みえるはずです。
ま、そんな事です。
「自分でご飯を炊く」という文化が無くなるなどということはあり得ないとは思うのですが、レンジで簡単にご飯が炊ける時代が来ますように。
以上、今月の反省でした。
画像は、庭のアジサイと、裏庭で咲いたヤブカンゾウと木苺の枝。