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白内障手術

 白内障の手術をしました。

 先々週と先週、片目づつで、無事終了です。

 

 どうなるか?と思っていましたが、調子が良くて快適です。

 

 手術の少し前になって、20年ほど前に子宮筋腫の手術をした時、「2週間の入院で後は普通の生活ができます。」と言われて、さっさと手術をしたのに、退院したら、「普通の生活に戻るまでに2か月かかります。」と言われて、実際には、2か月どころではなく、ガクンと体力が落ちて、体調の悪い日が続いて、色々なことに諦めがついたようになってしまったことを思い出しました。

 

 それで、直前は不安だったのですが、実際の手術は心配したようなことはなくて、目が使えないからタクシーを予約しておいて、午後1時に家を出て3時過ぎには帰宅していました。

 次の日の朝もタクシーで病院へ行って、手術した方のガーゼを外してもらったら、よく見えること!

 ガーゼを外した最初は、戸外へ出ると、頭なのか目なのか、重いような痛いような嫌な感じがして、「そういえば、上皇后美智子様が白内障の手術の後、外では随分色の濃いサングラスをおかけになってみえるから、やっぱり、戸外では、いつも色の濃いサングラスをかけなくちゃいけないかしら?」と思ったのですが、2~3時間したら気にならなくなりました。 

 

 手術の日は入浴・洗髪・洗顔・不可、翌日は洗顔のみ不可、3日からは洗顔も車の運転も可、ということで、朝、昼、夕、寝る前、に3種類の目薬を点眼していて、これが2か月ほど続けるのだそうですが、それ以外は、普通の生活です。

 手術後なので、まだバタバタと動き回るようなことはしないようにしていますが、子宮筋腫の時のようなことにはならないみたいです。

 

 子宮筋腫にしても白内障にしても、個人差があるようで、私の白内障の手術の場合は「良かった」ということです。

 

 48年間使い続けたコンタクトレンズから解放されました。

 

 誤解を恐れずに書くと、保険適用外の多焦点で乱視も補正するレンズを入れてもらいました。

 希望を言った時には先生も驚いてみえましたが、私の目は、悩みの種で、強度の近眼でコンタクトレンズがないとまともな生活ができないうえに、10年ほど前から老眼、そこへ3年ほど前から白内障、緑内障の目薬を毎日さしていて、この季節は花粉症!この状況が何とかできるすべがあれば、価値があると思いました。

 48年前にハードコンタクトレンズを入れるということがどんなことであったか(たしか眼鏡ではあまり効果がなかった)、それが私にとってどんなにありがたいものであったかを先生に説明して、今の時代の一番いいものでやりたいとお願いしました。

 

 老後のためのお金っていうのは、こういう時に使うべきお金だと思います。

 

 手術が終わって、先日、取れかけて気になっていたコートのボタンを付け直しました。

 それまでなら、コンタクトレンズに老眼鏡をかけて、その上にハズキルーペ、もしくは、遠近両用メガネの上にハズキルーペで、針に糸を通してボタンを付けると、どっと疲れて半日仕事でした。それが、すいすいとやれました。

 ボタン付け一つが負担になっていたのです。

 

 …認めたくはないけれども、老化です。以前には普通に出来ていたことが、少しづつ出来ないようになってきていたんですね。

 

 おかげさまで、よく見える目を手に入れました。